サメ(鮫)の軟骨はフカヒレなどの部位から抽出され、たんぱく質含有量が高く、ムコ多糖体が豊富に含まれており、コラーゲン、グルコサミン、アルギニン酸、カルシウム、各種ビタミン類が多く含まれる今注目の健康食品です。
サメの驚異的な生命力とその特殊な免疫機能が健全な健康体を応援します。
サメはどんな魚!?
サメは私たち人類が地球上に登場する400万年前より遥か昔、4億年も前から今日まで、現在の姿かたちのまま生き抜いてきた魚です。
このように進化していない海洋生物は、サメ以外では「シーラカンス」と「エイ」だけです。
サメは世界中で約350種類も生息しており、フカヒレなど食用に利用されています。
サメの特徴としては、サメの歯が約1週間毎に生え変わる事や、胎生である事などがあげられます。
また、魚は軟骨魚と硬骨魚に分類されますが、サメは軟骨魚になります。
サメはイワシやサンマなどのように硬い骨でできた骨格をもたず、軟骨で体を支えています。
驚いた事に、サメは人間と同じように、T細胞による細胞性免疫と抗体による液性免疫も備え、傷ついてもすぐに治り、病気にもガンにもかかりません。
最近では、サメの軟骨に含まれる成分に血管新生を抑制する物質の存在が確認され、世界で注目を集めました。
サメ軟骨が注目されたわけ
軟骨はさまざまな動物のからだを構成する特殊な組織であり、主にコラーゲンなどのタンパク質から構成されています。
軟骨やサメ軟骨と血管新生の関係が研究されるようになったのは、1970年代の前半ですが、一躍注目を浴びたのは1993年になってからのことです。
末期ガンにかかっていた83歳の元プロボクサーが、サメの軟骨によって奇跡の復活を遂げた話が、アメリカの三大ネットワークの一つであるCBSテレビの人気番組で紹介されたのがきっかけです。
この話は、日本のテレビなどのマスコミでも取り上げられ、大きな反響を呼びました。
これがきっかけになり、日本でもサメの軟骨が健康食品として輸入されるようになりましたが、従来のサメの軟骨は、魚臭いパウダーを一度に大量に飲まなければなりませんでした。
そこで処理方法や製造方法から原材料となるサメに改善がなされ、サメの軟骨の商品化はカナダやアメリカにおいて大きく前進しました。
なぜサメ軟骨なのか?
軟骨には血管新生抑制作用があることが立証されていますが、大人の哺乳類の場合、体重のわずか1%ほどの量しかありません。
しかしサメは軟骨魚で、体重の6〜8%という大量の軟骨で体を支えています。
これは同じ大きさの哺乳動物と比較して、ほぼ1000倍の量にあたります。
さらに注目すべき点は、人間をはじめ、鳥類、魚類、犬や猫、ネズミ、熊などほとんどの脊椎動物でガンが確認されているのに、サメだけはガンにかからないのです。
サメ軟骨とコンドロイチン
サメ軟骨といえば、コンドロイチン(ネバネバ物質)と思われる方も多いですよね。
確かにコラーゲンやコンドロイチンを補充することは確かに必要です。しかし、痛みの根本を止めなければ虫食いの植物に栄養剤を打つようなものです。まずは虫を取り除かないといけないのです。
濃縮サメ軟骨ではコンドロイチンは脇役で、主役は濃縮活性化されたタンパク質の中にあるのです。
ガンとサメ軟骨
近年の医学の進歩はめざましく、日進月歩で新しい治療薬および治療法の開発がなされてきました。そして有史以来、人類の存亡をおびやかし続けてきた多くの伝染病の克服に、近代医学が大きな成果をあげたことはご存じのとおりです。その結果、人類はやがてすべての病気に打ち勝つことができるという神話が、いつしかわれわれの心の中に芽生えはじめました。
ガンについても同様です。実際にガン治療は飛躍的に進歩し、最新の設備を駆使した外科手術と種々の抗ガン剤、放射線療法で、治癒率はだいぶ上昇しました。
ところがここにきてガン治療は大きな壁にぶちあたっています。というのは、たとえ手術と化学療法でガンが治っても、やがてふたたび別の部位にガンが発生する例が非常に多く、そうした転移後の末期ガンに対する決定的な治療法がないからです。
今はまさにガン治療の暗黒時代といえ、まったく夢のない状況です。
遺伝子治療に多少の進展が期待できますが、それが一般に普及するには、まだまだ時間がかかります。
そうした状況の中で「サメ軟骨」は、ガン治療の突破口を見いだせる可能性が非常に高いと言われています。
なかでもサメ軟骨の抗ガン効果は、当初の予想をはるかに上回る成果をあげています。
どのガン患者さんも明日の生命さえわからない厳しい状態ですが、たとえば抗ガン剤も放射線療法も効かず、余命三ヵ月といわれた末期ガンの患者さんが、サメ軟骨の摂取で三年半も生き、しかも最期まで末期ガン特有の激烈な痛みを感じることなく、実にやすらかに亡くなられたことがありました。このような例がたくさんみられているのです。
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