クミスクチンのロズマリン酸がお肌の皮脂のテカテカを予防!
■クミスクチンとは
沖縄では昔から「クミスクチン」の茎葉を健康薬草としてお茶がわりに愛飲されてきました。マレー語がそのまま和名「クミスクチン」となった植物で、長く突き出した雌シベが猫のひげに似ているところから、クミスクチン(猫のひげ)「Kumis Kuching」と言われています。クミスクチンはシソ科の低木多年草で、成長すると1メートルほどの高さになります。原産は中国南部やインド、東南アジア方面です。
■クミスクチンの効果
・お肌の皮脂のテカテカを予防!
血液中に中性脂肪が多くなると、皮脂が過剰に分泌され、皮脂テカ肌の原因となります。クミスクチン(別名ネコのひげ)に含まれるロズマリン酸というポリフェノールが、糖と脂肪の消化・吸収を抑え、皮脂テカ肌を改善します。気になる中性脂肪対策にもお奨めしたい健康茶です。体の内側からきれいになりたい方へおすすめ!!
・ダイエット・むくみ改善!
ミネラルのなかでもとくにカリウムが多く含まれ、クミスクチン100g中に2150mgも含まれます。クミスクチンの多量のカリウムが血液中のナトリウムなどを排出するとともに体液の水分貯留量を引き下げてむくみを解消します。そのためヨーロッパでは「やせるお茶」といわれ、ダイエット効果のあるお茶として愛飲されています。
・高血圧、腎臓炎、糖尿病の改善
クミスクチンは血圧を降下させると言われています。また腎臓炎、糖尿病に効果があるとされています。
■クミスクチン茶はミネラル豊富!
クミスクチンには各種ミネラルが含まれています。なかでも豊富なカリウムには、利尿効果や血圧降下作用が報告されています。また、ロズマリン酸という成分には、食物の糖分や脂肪分が腸に吸収されるのを阻害する働きが報告されています。肌の皮脂の負荷が軽減されることから、体の中からキレイになる効能も注目されています。
■沖縄と"クミスクチン茶"の関係
沖縄の薬草といえば、「ウコン」や「グァバ」が有名ですが、「クミスクチン」も沖縄を代表する薬草です。
沖縄に渡来したのは大正12年、鈴田巌先生(大阪府立大学教授)によって、八重山に初めて持ち込まれました。民間薬として位置づけられたのは、琉石産業研究所の稲嶺一郎先生によって昭和35年〜38年頃に静岡から持ち込まれ現在に至っています。
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